

みなさん、サボテンの実は食べれるって知っていましたか?私はモロッコにきて知りました!
モロッコ人にとって夏の水分補給に欠かせないフルーツだよ!

モロッコではサボテンがたくさん生息しています。その中でも葉っぱがうちわのような形をしている「ウチワサボテン」は夏から秋に実をつけ、食べることができます。
モロッコではこの実を「el karmouss el hindi(インドのイチジク)」通称「Hindi(ヒンディー)」と呼びます。
イタリアでも「Fico d’india(インドのいちじく)」と呼ばれています。
一般的には、 地中海、米国南西部、メキシコ、北アフリカ、南アフリカの一部で見られます。

食べたことがないものに挑戦してみるのも旅の醍醐味ですよね!
本記事の内容
・ウチワサボテンの実、El Karmouss El Hindi(ヒンディー)とは?
・栄養価は?
・どんな味?
・食べるときの注意
この記事を書いている人

この記事を書いている私は、モロッコにすっかり魅了されモロッコに移住しました。このサボテンの実は、最初は得体が知れず抵抗があったのですが、食べてみるとみずみずしくて美味しい!これも食べれば食べるほど病みつきになります。
夏になったらサボテンの実は市場(スーク)で出回り始める
季節になればリヤカーで売っている人を見つけることができるでしょう。
注意
サボテンの実だけあって皮にはトゲのようなチクチクするものがついています!絶対に容易に触らないようにしましょう!

だいたい1個あたり1dh(約11円)ぐらいです。(大きいものは1.5dhのときもありました)
オーダーするとその場でおじさんが皮を剥いてくれます。器用に中の実を触らないようにカットして差し出してくれます。

はい、食べなっせ!という感じで渡してきてくれます。

食べると、甘さ控えめのメロン?桃?キウイ?のようなみずみずしい味わいです。
小さな種があり、種はとても堅いです。種は噛まずにごくりと呑み込みながら食べます。種は飲んでも問題ありません。(苦手な人は種は出してください)

最初は堅い種が気になって食べにくいと思ったのですが、飲み込むのに慣れると気にならなくなりますよ。喉を潤すのにちょうどよいです!
そして、ヒンディー売りのおじさんは次々と皮を剥いて食べさせてくれますので、もういらなければ「もういらない」といってください。いらないと言うまで皮を剥いて食べさせようとしてきます。(まるでわんこそばのよう。。)
私は2個か3個で満足になります。

「バラカ」(もう十分です)と言えばOK!
持って帰って食べたい人は実をそのまま欲しい数分買って、家でトゲに注意しながら剥いて食べてください。
ポイント
手でつかむときは厚手のタオルやペーパータオルを数枚重ねてください。そのまま触ると数日チカチカして痛くなることがあります。皮をむいたウチワサボテンは冷蔵庫で5〜7日間保存ができます。
ウチワサボテンの実の栄養素
約85%が水分で、種は3〜5%のタンパク質と、6〜13%の脂肪酸(主にリノール酸)が含まれています。果実にはビタミンCが100gあたり25〜30mg含まれているようです。
まとめ
乾燥地帯にとって大切なフルーツ、サボテンの実。もし夏場にモロッコへ訪れたなら喉の渇きをサボテンの実でとってくださいね。
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