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モロッコのラマダン:旅行と観光の注意事項

モロッコのラマダン:旅行と観光の注意事項

モロッコで最も重要な宗教的お祭りである「ラマダン」。

ラマダンはモロッコ人にとって、断食と祈りを通じて、精神的な清めを行う期間です。

そんなラマダン期間中に旅行がかぶってしまったという方に向けて、ラマダン期間中の様子や旅行で気を付けることなどを解説します。

ラザン

正直なところ、あえてラマダン中に旅行をするのはおすすめではないかな。レストランが閉まっているので、食事に困るからね。

どうしてもラマダン期間中に旅することになったなら、観光地をメインに旅行するなど対策をした方がいいかもだね。

案内猫ミィさん

ラマダンとは?

ラマダンとは、イスラム教の信仰に基づく断食の期間です。イスラム教徒は、1年に1回、ラマダン月に約1か月間、日の出から日没までの間、飲食や性的な行為、喫煙などを禁止します。

これにより、肉体的な自己克服と精神的な浄化を目的とします。

2023年のラマダンはいつ?

ラマダンは、イスラム暦の9番目の月で、2023年のラマダンは3月21日ごろの予定となっています。予定となっているのは、新月から月が見えたらスタートとなり、直前にならないとわからないのです。

ラザン

月が見えるか見えないかで1日日程が変わるので、神秘的な慣習ではあるけど、こちらはソワソワしちゃうよ。

ラマダンの儀式と慣習

モロッコのラマダンには、特別な儀式や慣習があります。以下に、代表的なものをいくつか紹介します。

イフタール(断食明けの食事)

イフタール

日没後、断食を解く最初の食事を「イフタール」と呼びます。主に、「デーツ」「ハリラ(スープ)」「シュバキア(揚げたお菓子)」「ゆでたまご」「牛乳」をいただきます。

タラウィハ(普段より長めの夜のお祈り)

断食明けの食事が終わったら、モスクへ行き、普段より長めの夜のお祈りをします。

時間にして約1時間ほど。

ザカート(施し)

ラマダンは、貧しい人々への施しを行うことが推奨されています。モロッコでは、ラマダン期間中に、特に貧しい人々に食べ物や寄付を行うことが一般的です。

求められたらみんな積極的に寄付をするよ。

案内猫ミィさん

ラマダン期間中の街の様子

マルティル

ラマダン期間中は、誰も外で飲食しないため、レストランやカフェの飲食エリアはクローズしています。
その代わりに、パンやお菓子などを期間限定で販売するお店も多いです。

ラザン

ラマダン期間中は、日没後、家族みんなで(ときには親戚も集まって)食事を楽しみます。そのため、いつもより豪華な食事をするので、市場やスーパーは大盛況!こういったパンやお菓子の需要も高く、夕方になると混み合います。

ラマダン期間中の旅行と観光

ラマダン期間中の旅行について、もし、避けられるなら避けた方がベターでしょう。

というのも、日中は飲食店が営業していないということと、電車やバスなどの時間が変則的なスケジュールになっていて、移動が不便だったりするためです。

インスタグラムで去年このような投稿をしていますので、参考にしてみてください。

もし、予定が動かせないのなら、以下のことに注意を払うのをおすすめします。

朝食と昼食付きの宿に宿泊する

ラマダン期間中の滞在先に、あらかじめ朝食と昼食の用意をしてもらえるか、確認しましょう。

基本的にはどこも外国人向け施設であれば、用意が可能です。

外食ができないので、宿で食べることを前提にプランを立てておいてください。

外国人が多いマラケシュなら外食先も見つけやすい

例えば、モロッコで一番の観光地であるマラケシュなら、外国人向けのレストランが日中もやっていたりします。

条例でラマダン中にはモロッコ人に料理の提供はできないと決まっていますが、外国人なら提供できます。モロッコ人の友達やガイドと一緒に行くことはできませんので、ご注意ください。

ラザン

外国人向けのレストランは、アルコールを提供するお店のこと。マラケシュはヨーロッパ人も多いので、他の都市よりはラマダン中でも滞在しやすいと思うよ。

ラマダン中のメリット

旅行者にとってはおおむね不便に感じるラマダン期間中ですが、少しだけメリットもあります。

夜の治安がいい

なんと、ラマダン期間中は、みんな夜行性になります。(笑)

子供も女性も深夜0時を過ぎても外で遊んでいたりお散歩しています。

夜明け前の食事のタイミング(だいたい3時ごろ)まで、友達や家族とワイワイ過ごします。

そのため、みんな起きているから治安がいいのです。

ラザン

0時を過ぎても小さな子供たちが外で遊んでいる光景に最初はびっくり驚いたよ!

活気があってみんな幸せそう

モロッコ人は全員ラマダンが大好きです。

この期間はみんな優しいし嬉しいし、幸せそう。

なんとなく、外国人に対しても「ラマダン中によく来てくれたね!ウェルカム!」感を感じます。

日中飲食店が開いていないことは本当に不便ですが、日没後のにぎわいや一体感はこの時ならではの体験になるでしょう。

まとめ

以上、モロッコのラマダンについて、紹介しました。

日本ではなかなか味わえない国の宗教行事であるラマダン。

もし、ラマダンのときに旅行をするのであれば、日中の食事についてあらかじめ宿に確認したり、滞在先を観光都市にするなどをして対策をとると良いでしょう。

モロッコ人にとって、ラマダンは特別な時期なので、決して「私は外国人だから関係ない」といった姿勢ではなく、リスペクトの気持ちを持って滞在していただけたらと思います。

ラザン

日本で得られない体験こそ価値があるよね!

モロッコつうの人はラマダンの時期にも旅行してみてね!

案内猫ミィさん

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