世界遺産

美しいモロッコの世界遺産9ヵ所を全て紹介

モロッコ旅行と言えば、砂漠、マラケシュの屋台、シャウエンの青い街を思い浮かべがちですが、モロッコに素晴らしい世界遺産が9つもあることをご存知ですか?

どれもかぶらないそれぞれ魅力的なスポットです。

全国に散らばっているので、なかなか1回の旅行で網羅することは難しいと思いますが、今回ご紹介する中で興味を持った場所があればぜひ訪れてみてくださいね!


ラザン

モロッコに9つも世界遺産があるんだね〜!

なかなか一度の旅行で周るのは難しいだろうけど、2つぐらい周れるといいね!

案内猫ミィさん

モロッコは国をあげて観光事業に積極的で、日本からも毎年約3万人前後の観光客が訪れていると言われています。(2018年の在モロッコ日本国大使館ページより)

モロッコには、ユネスコ世界遺産(いずれも文化遺産)に登録された次の9つの観光地も主な観光資源となっています。

9つの世界遺産

  • フェズ旧市街
  • マラケッシュ旧市街
  • アイット・ベン・ハッドゥの集落
  • 古都メクネス
  • テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)
  • ヴォルビリス古代遺跡
  • エッサウイラ旧市街(旧名モガドール)
  • マザガン(エル・ジャディダ)のポルトガル都市
  • ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都
ラザン

2つだったらフェズとマラケシュが行きやすいかも!

フェズ旧市街

モロッコの迷宮都市フェズ

美しいイスラム建築に注目!

1981年
にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

フェズは、過去モロッコの首都だった街です。

9世紀初頭にモロッコ初のイスラム王朝であるイドリース朝のときに建設され,13世紀〜14世紀にはマリーン朝の首都として最盛期を迎えました。

現在は首都はラバトに移りましたが、歴史的建造物の多くがフェズにあり、今も文化的に特別な場所です。

ラザン

フェズの旧市街はまるで巨大迷路!広くて本当に迷子になります。

旧市街の中は車が入れないから結構歩くことになるよ!

案内猫ミィさん

フェズへのアクセス

電車またはバスでアクセス可能です。


電車:ONCF鉄道でフェズ下車
バス:CTM国営バスでフェズ下車

マラケシュ旧市街

たくさんの屋台やお店がひしめき合う活気のある場所

1985年
にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

マラケッシュ旧市街(メディナ)は、東西2km、南北3kmの城壁に囲まれた街です。

11世紀にアル・ムラービト朝によって王都として建設されて 以来,17世紀まで政治,文化の中心でした。

メディナの中心地にあたるジャマ・エル・フナ広場は、蛇使いや民族舞踊師、大道芸人や屋台で賑わっています。同広場は、2001年に文化的空間としてユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

ラザン

夜も多くの人で賑わっています。観光地なので、日本語で駄洒落を言って話しかけてくることもあります。

日本で人気のモロッコ雑貨やバブーシュなど、一通りのものはここで手に入るよ!

案内猫ミィさん

アイット・ベン・ハッドゥの集落

1987年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

隊商交易の中継地として発展した砂漠の近くの集落です。
モロッコの伝統的集落(クサール)はモロッコ南部の典型的な伝統建築様式の集落です。

今も世帯数は少ないけど生活している人たちがいるよ。

案内猫ミィさん
ラザン

マラケシュから車で約4時間ぐらいのところにあります。アクセスが不便なので現地ツアーやドライバーを予約されるのをおすすめします。

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古都メクネス

モロッコのヴェルサイユ

1996年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

メクネスは11世紀にアル・ムラービト朝によって軍事施設として建設されました。その後、現国王モハメッド6世のルーツとなるアラウイー朝のムーライ・イスマイル(治世 1672-1727)がフェズを王都としました。イスマイルは当時積極的にヨーロッパと国交を結んでいました。なかでもルイ14世の影響を受け、メクネスを「モロッコのヴェルサイユ」にするべく大改造を行いました。イスラム文化とヨーロッパ文化が融合するイスパノ・モレスク様式と呼ばれる建築が見られます。

テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)

1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

テトゥアンはモロッコ北部のリフ山脈のふもとにある街です。地中海地方で、建物は白く、モロッコのアンダルシアと呼ばれています。それは、キリスト教徒からの追放や迫害から逃れてきたアンダルシアのイスラム教徒やユダヤ教徒人々によって造られた街だからです。

20世紀前半はテトゥアンを含む北部はスペイン領になりました。テトゥアンはモロッコに戻りましたが、北部には現在もスペイン領が2ヵ所あります。(メリーリャとセウタ)

小さな街ですが、アンダルシア文化が色濃く残る街です。

ラザン

私がモロッコで一番好きな街です。ヨーロッパと中東の文化が混ざっていてとても素敵です。

ヴォルビリス古代遺跡

1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

フェズとメクネスの間に位置するヴォルビリスはモロッコ最大の古代都市遺跡で、約2000年近く前の巨大な建築物や美しいモザイクタイルが見られます。

ローマ帝国の保護下に置かれていたベルベル人の王国マウレタニアの遺跡です。

エッサウィラ旧市街(旧名モガドール)

2001年ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

エッサウィラはマラケシュの西の大西洋沿岸都市です。18世紀末,当時のヨーロッパの軍事建築様式に従って建設された要塞都市です。 漁業が栄え、マーケットでは新鮮な魚が食べられます。

現在はリゾート地や芸術の町として観光に人気のスポットです。

マザガン(エル・ジャディダ)のポルトガル都市

2004年ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

アル・ジャディーダは1502年〜1769年までポルトガルの支配下に置かれていました。

このメディナは16世紀初頭にポルトガル人によって建設されました。
中でも、見どころはメディナの中央付近にある貯水槽です。幻想的な空間になっています。

アル・ジャディーダのメディナは小さな街で、ゆったりとした時間が流れています。

ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都

2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

モロッコの現在の首都で、20世紀前半のフランス保護領時代からヨーロッパ的都市を反映する宮廷や住宅,商業地区,庭園が創られました。

一方で12世紀から17世紀のイスラム王朝時代の建物も旧市街に残っています。

過去と現在の建築物が混在しているところが見どころです。

まとめ

モロッコにはイスラム文化はもちろん、スペインのアンダルシア、ポルトガル、フランスから影響を受けた世界遺産が見られます。

世界遺産のあるスポットは観光地としても魅力的なところばかりなので、興味がわいたスポットはぜひ訪れてみてくださいね!

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